「マンガ読んだ!!」というサービスを作っている話

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この内容は ひとり開発 Advent Calendar 2019 - Qiitaの3日目の記事です。僕はマンガ読んだ!!いうサービスをひとりで2年半作り続けています。マンガ読んだ!!は、自分が読んだマンガのログを残すことが出来るマンガログサービスです。

ひとり開発を始めたきっかけ

このサービスを作り始めたきっかけは、息子が1歳の誕生日を迎えたことです。子供を持っている人なら分かるかもしれませんが、妻が妊娠してから家でのプログラムの時間が激減して、息子が生まれてからはほぼ0の状態が続いていました。それで息子が1歳の誕生日を迎えた時に、兎に角プログラム時間を0にしないために何かを作ることにしました。どうせ家でやるなら、仕事でやったことがない内容が良いと思い、それまでほぼ縁がなかったWebサービスを作ってみることにしました。この時点ではクライアントサイドの知識も、サーバーサイドの知識もほぼ0に近い状態でした(社内用の簡単な掲示板をphpで設置したことぐらいはあります。ほぼコピペでしたが。。)。ASP.NETを使えば(使ったことはないけれど)、自分が一番好きな開発環境であるVisual StudioC#でWebが作れることが分かっていたので初めてみました。

マンガログサービスを選んだ理由

そして、作るものとしてマンガログサービスを選んだ理由は、単純に自分がマンガが大好きだからです。恐らく、世の中の誰よりもマンガを読んでいる(気がしている)ため、その証明のためにマンガログサービスを作ることにしました。とはいえ自分が読んだ本を登録するサービスは既にいくつかありました。ただマンガに特化したかったサービスはなかったことと、何個か既存サービスを試してみてシリーズ全巻をまとめて登録する機能が見当たらなかったことも作った理由の一つです。というのも自分が読んだマンガの数からすると1冊ずつ登録する気がしなかったからです。例えばこち亀だったら、1冊ずつ登録すると200回の登録作業が必要になります。そうではなくて、1回のクリックで200冊全部を登録したいと思いました。実際マンガ読んだ!!にはシリーズの一括登録機能があります。シリーズで検索して、「全部読んだ」ボタンを押す。これでこち亀全巻も1クリックで登録できます。

マンガログの価値

自分が誰よりもマンガを読んでいることの証明のためにサービスを作ったと書きましたが、それ以外マンガログにはさまざまな価値があると思っていました。例えば、他の人がどんなマンガを読んでいるか、もう少し詳しく知りたくないですか?マンガログがあれば、他の人のがどんなマンガを読んでいるかを見ることが出来ます。マンガ読んだ!!のマンガログは、基本、誰でも見ることが出来ます(今後、Githubのようにprivateにする機能は検討しています)またマンガログがあれば、マンガを買う時にの重複が避けられます。同じマンガを2冊買ったことがある人も多いと思います。マンガ喫茶などで前回何処まで読んだかのを調べることも出来ます。今後はコメントやスター、ランキング機能なども充実させて、さらにログの価値を高めていきたいと思っています。マンガログ欲しくなってきませんか?

2年半でやったこと

Azure Web AppとASP.NET MVCによるサービスの構築とマンガのデータを取得するためのスクレイピングで実際にサービスとして公開するまで1年ぐらいかかりました。そこから大幅な技術的な見直しをしてSPAのサイトに作り変えることにしました。3ケ月ぐらいはVue.jsで色々やっていたのですが、どうにもJavaScriptVisual Studioのポテンシャルが生かせない開発環境が辛くなり、そこから方向転換をかけてBlazorという技術にスライドさせました(この話はまた後日Blazor Advent Calendar 2019に書きます)。結局この作り変えにも1年以上かかってしまいました。そこからさらに半年ぐらいドックフーディングを続けて、今日に至る感じです。2週間とかで作ったサービスや3ケ月で収益化したサービスみたいな話は単純に凄いなーとは思いますが、まあ自分はそんな短時間では出来ないし、何より作ること自体が楽しいので、時間がかかっていることはあまり気にしていません。ただ、もっと広く使ってもらう努力を少しずつ初めていて、例えば最近やったことをまとめて記事(10万冊近いマンガのタイトルから巻数を取得する関数、巻数関数を作ったら思ったよりかなり大変だった話 - Qiita)にしたら、初めてバズる経験が出来ました。嬉しい!今回Advent Calendarは5個ぐらい書く予定ですが、それもその一環です。

マンガ読んだ!!

というわけでマンガ読んだ!!は、マンガ好きによる、マンガ好きのための、マンガログサービスです。マンガを愛するすべての人にこのサービスを使ってほしい。そう思えるサービスを目指して日々コツコツ作っています。特にマンガの数は、現在は10万冊弱ですが、今後はさらに増やして、世の中にあるすべてのマンガをクリックするだけで登録出来るようにするのが目標です。マンガ読んだ!!現在プレビューですが、ぜひ使ってみてください!来年の息子の4歳の誕生日5月ぐらいにはプレビューを取るのを目標にしています。

北の土竜(読破)

石川サブロウ の蒼き炎を読破したので、次に北の土竜も無料だったので、読む。多分この作品の方が前。なぜなら、蒼き炎の方がマンガとして上手い。キャラもたっているし構成も出来ている。
北の土竜は、構成がとても悪いし、ストーリーの必然性が乏しい。え、なんでそうなるの?という展開が何度もある。でも、何故か、このマンガの方が面白い。
構成が正しくて、必然性があるのって基本かと思っていたけれど、そうでもないかもしれない。考えてみると人生なんてそんなものかもしれない。
でも、この作品、最後日本に帰ってくる必要なかったんじゃないかなー。蛇足というか、その前に終わっていればよかった気がする。日本に帰ってからのキャラそんなに立ってなかったし。
ま、上手いマンガが面白いとは限らないというのはなかなかに発見だった。

蒼き炎(読破)


蒼き炎読んだ。んー、惜しい作品だった。風のマリオ や、ピアノの森のような名作と呼ぶにふさわしい作品になりそうな勢いがあったけれど、残念ながらそこまでではなかった。

実在の人物との絡ませ方とか結構良かったし、なにより主人公のキャラはかなり立っていた。ただ、主人公のキャラがマンネリ化した来たのか、どうもストーリー展開も早くなってしまったし、まあ打ち切りだったのかな?という印象。でも、これ好きって人は絶対いると思う。51点てところ。

蒼き炎1巻

無料なので読んでみたら殊の外面白かった。主人公は、はっきり言って破綻している人間だが、作者の呑気な絵柄がうまくオブラートに包んで、真っすぐで破天荒に思えてくる。でも普通に考えてただただクレイジーなだけだ。

それを、羨ましいとさえ思わせるのはキャラの魅力だろう。この人のこの絵柄だからこそ成り立つ作品じゃないかな。


別の話だが、ブルーピリオドってタイトルからして、この作品の影響受けているじゃないかなー。

マガポケとコミックDAYSの差、違いが気になったのでまとめてみた ~週刊少年マガジンをお得に読む方法~

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僕は週刊少年マガジンを定期購読しています。最初は雑誌、次はKindle、現在はマガポケです。マガポケは定期購読すれば840円。現在雑誌のマガジンは270円なので、少しお得です。

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さて最近コミックDAYSで新しいサービスが始まりました。その名も「もっとプレミアム」。なんとコミック13誌が月額960円で読み放題。しかもその中に週刊少年マガジンもあります!ではこの2つどう違うのか、気になったので早速「もっとプレミアム」に登録して比較してみました。「もっとプレミアム」は初月0円なので、気に入らなかったら一か月で解約できます。

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で、さっそくコミックDAYSだけのメリットがいくつかありました。まずWebで閲覧可能。これはマガポケではできません。マガポケは特定のマンガはWebで閲覧出来ますが、週刊少年マガジンとしては閲覧できません。また例えアプリで購入した作品であっても見えません。Webはおまけ的な機能です。(ただデスラバだけは、過激表現ゆえWeb限定になってしまった)

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コミックDAYSは購入した雑誌は全てWeb上で読めます。僕はスマホで読むのが基本なのですが、Webの方がメリットがあって、Webは2P見開きが前提です。スマホはやはり1Pです(※横向きなら見開きで読めなくもないけれど)。雑誌を読むならやはり見開きで読めることは重要です。 

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また、コミックDAYSをスマホで使う場合大きなメリットとしてダウンロードができます。マガポケはストリーミングなので例えば電車の中で読む時はストレスがあります。(僕はマガポケは毎週水曜日の時点で家を出る前に全作品1つずつ1アイコンをクリックしてダウンロードしてしまっています。やっぱり面倒。。)。ダウンロード出来るだけでもアドバンテージだと思う人は多いと思います。 

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次に中身の差異です。各作品にはもちろん差異がないですが、雑誌としてみた時は細かい差がいくつかあります。コミックDAYSは作品と作品の間にあるつなぎのページ、表紙の特集であったり、宣伝であったり、巻末ページ、こういったものが全部あります(※ただ表紙の一部はない時もあるみたい。特にグラビア)。マガポケはこういったものが一切ありません。(※たまーにちょっとだけグラビアが見えることはありますが大体は外れ)表紙そのものもマガポケだけ簡易版です。

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特にダウンロードして読むとコミックDAYSは本物の雑誌により近い作りに思えます。逆にそれがうざいと思う人もいると思うのでこれは好みかなと思います。あとマガポケは雑誌にもない専用マンガや過去作品があります。マガポケは気に入った作品の場合、お金を出せば過去に遡って読めるメリットもあります。当然コミックDAYSにはありません。 

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これは未確認ですが、おそらくアダルト表現はマガポケの方が厳しいと思います。雑誌でOKでもアプリの方がぼかしがかかっているケースは多いので、作品によってはマガポケだけの規制があるかもと思います。ドメカノとか特に。

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あと地味に重要な点として「七つの大罪」ですが、マガポケは何故か必ず一番最後です。理由はわからないですが、この作品だけ特別扱いです。そして個人的には常に一番後ろはストレスです。順位も分からないし、雑誌とは違うのも嫌です。コミックDAYSはちゃんと順番通りに掲載されています。

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あ、そういえばマガポケもコミックDAYSも(Kindleでも)「はじめの一歩」は読めません。森川ジョージが悪いのか、それを許している出版社が悪いのか、電子書籍に特定のマンガだけ掲載しないのはあり得ないと思っています。しかも雑誌としておそらく一番推している作品が乗っていないのです。もしそれをするなら価格を下げるべきだと思うし、出来ないなら特例を許すなと思います。正直読者を舐めているとすら思います。

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マガポケとコミックDAYSの差はまとめるとこんな感じです。

タイトル コミックDAYS マガポケ
価格 960円(13誌) 840円(週刊少年マガジン+オリジナル作品)
Web閲覧 ×
ダウンロード ×
過去作品 × 〇(有料)
内容 表紙広告などほぼ雑誌通り 表紙広告なし
七つの大罪掲載順 雑誌通り 必ず一番最後
はじめの一歩 × ×
アダルト表現 雑誌通り アプリ規約による?

 

まあ、正直13誌読めて960円の時点でコミックDAYSの圧勝じゃないかとも思いますが、人によって好みがあるのでどうでしょうか。僕はもちろんコミックDAYSにします!!

Blazorサイト(随時更新予定)

公式サイト 英語 まず、ここ読まないと!

Blazor components

 

github

github.com

 

ここは、公式ではないか?でもlearn-blazorという名前でよい感じ。

learn-blazor.com

ざっくりまとまっていて素晴らしい

nosu.hatenadiary.jp

 

C#とJSのメソッド呼び分けがまとまっている。

medium.freecodecamp.org